隕石は、火星と木星の間にある小惑星帯から来た物が大部分を占めますが、中には太陽系の外から来た物もあります。
小惑星同士の衝突や他の惑星からの引力などで軌道を外れたものが、たまたま地球の引力圏に入ったときに、隕石として落下します。
ほとんどの隕石は、46億年前にできています。つまり太陽系の年齢と同じです。隕石を調べると、太陽系の成り立ちや地球のこともよく分かるようになります。
石質隕石 93% | 地球上に落ちるほとんどがこの石の隕石です |
鉄隕石(隕鉄) 6% |
鉄でできた隕石。(例)ギベオン、ナンタン、カンポ・デル・シエロ、キャニオン・ディアブロ、 ヘンブリー、ムオニナルスタ(だいたい落下した場所の名前がついています) |
石鉄隕石 1% | 鉄と石でできた隕石。 (例)イミラック、エスケル、セイムチャン、セリコ |
石質隕石は主に石(ケイ酸塩鉱物)からできています。
石質隕石の9割がコンドライト(球粒隕石)といって、直径2mm以下の小さな丸い粒(コンドリュール)を含むものです。このコンドリュールは、他の種類の隕石や、地球の岩石には存在しないものです。ですから、コンドライトは、隕石の中で最も古く、原始太陽系の姿を留めていると考えられています。
現に、マーチソン隕石などの炭素質のコンドライトには、生命の設計図である遺伝子に使われるすべての核酸塩基が含まれていることが分かっています。冥王代の地球に落下した隕石からもたらされた物質が、地球の生命誕生に関与したと考えられています。(つまり人類は隕石から生まれた!)
なおコンドライトも、わずかですが金属を含むので、磁石に反応します。
始原的隕石であるコンドライトの薄片の偏光顕微鏡による写真。
カンラン石・紫ソ輝石、鉄-ニッケルの合金からなる。
太陽系の惑星形成に関する多くの情報を持つコンドライトは、約46億年前、太陽星雲の中で、ガスとチリなどが凝縮してできた最初の物質です。丸い粒のコンドリュールは、地球の岩石にはまったく存在しないものです。
石質隕石のうち、丸い粒を含まないものをエイコンドライト(無球粒隕石)と言います。溶けたり変形することで、コンドライトから変化してできた隕石と考えられています。鉄・ニッケルをほとんど含まないことも特徴です。
月や火星の隕石もここに分類されます。
↓MILLBILLILLIE ミルビリリー隕石 (1960年、オーストラリア) 27.2g エイコンドライト
↓Stannern スタンネルン隕石 (1808年5月22日 チェコ) 22.8g エイコンドライト
↓火星隕石 NWA10441 18.8g シャーゴッタイト
石(ケイ酸塩鉱物)と金属鉄が半分ずつくらいの割合で混在する隕石です。
石鉄隕石は、小天体の核の部分とその外側にあるマントルが接している部分でできた隕石と考えられています。地球では作られない構造を持っています。
含まれている石(ケイ酸塩鉱物)の種類によって、パラサイト、ロードラナイト、メソシデライトに分けられていますが、中でも、パラサイトは、黄色いカンラン石の大きな結晶が金属鉄の中に入り込んだ美しい構造を持っています。
ヴァカ・ムエルタ隕石
(メソシデライト)
ケイ酸塩鉱物は輝石と長石で、パラサイトのように大きな結晶を作っていません。
イミラック・パラサイトの薄片の偏光顕微鏡による写真。美しい色彩の鉱物はすべてカンラン石で、黒い部分は、鉄ーニッケルの合金です。
母天体の熱いマントルの中で、ケイ酸塩マグマが冷えはじめ、最初にカンラン石が結晶化し、それが鉄ーニッケルの金属融解中に分散して固まったと考えられています。
鉄隕石(隕鉄)は、金属鉄を主成分とし、ニッケルを3~30%含みます。地球上では、このような鉄-ニッケルの合金は、天然では存在しません。
隕鉄は、惑星のもととなった小天体(微惑星)の核(コア)を作っていた物質だと考えられています。
隕鉄は、ニッケルの含有量により数種類に大別されますが、ニッケルの含有量が6~13%のオクタヘドライトは、表面を磨き希硫酸などで処理をすると、写真のようにみごとな八面体の結晶パターンが出現します。これを、発見者の名前にちなんでウィドマンシュテッテン構造と言います。切断の方向によって異なった独特の美しさが観察できます。
これはかつて、小天体の中心部を作っていた溶融状で均質なNi-Fe物質が、摂氏700度程度の高温状態から、百万年に数度という割合で冷却されてきたため、金属が分離(ニッケルを30%以上含む鉄と、3~5%程度含む鉄とに分離)したためにできたと考えられています。現在のところ、この結晶構造を地球上で再現することは不可能です。
ウィドマンシュテッテン構造を持たない隕鉄は、ニッケル含有量が低い、あるいは非常に高いので、鉄ーニッケル合金がそのように分離しません。
←ギベオン隕石(ニッケル含有量7.68%)
ギベオンは結晶構造が微細で不純物が少なくかつニッケルの含有量が多いことから錆びにくい隕鉄です。
←カンポ隕石(ニッケル含有量5.4 %)
カンポ隕石は、ニッケル含有量5.4%程度の部分と、6%台の部分があります。
←宇宙村にある115kgのギベオン隕石
225kgのギベオン隕石もあります。
ギベオン隕石は、パワーが大きく、錆びにくいことで有名で、古くからアクセサリーなどに使われ、パワーストーンとしても重用されています。
総量は26tですが、ナミビア政府が国外持ち出しを法律で禁止したため、ここ20年以上、隕石市場には出回ってません。
景山村長は、30年前にギベオンパワーを体感して、先見の明で500Kgのギベオン隕石を購入しました。
宇宙村で販売しているのは、これらをカットしたものです。
←宇宙村のイミラック・パラサイト
■発見:1822年
■発見場所:南米チリ、アタカマ砂漠
■大きさ: 50センチ×45センチ×38センチ
■重さ:118kg
(宇宙村所有の下田城美術館にて撮影)
宇宙村では、この118kgのイミラックをカットしたものを販売しています。
2014年4月9日放送の「ためしてガッテン」でも紹介されましたが、隕石に含まれる第二の鉄フェリチンが、
鬱病やさまざまな病気に効くということが分かりました。
村長は自分の体験から、隕石を水に入れて、レモンをすって飲んでいましたが、その効果が医学的にも証明されてきて喜んでいます。
フェリチンとは?疲労、イライラ、肌荒れ、不眠、うつ、息切れ劇的改善!隕石から出来た魔法の薬!?
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うつにも関係? 第2の鉄不足とフェリチン/ためしてガッテン
宇宙からの流れ星(隕石)は大昔から願い事がかなう不思議な星として珍重されてきました。身につけると、数々の奇跡を起こし、貴方に勇気を与え、災難から守り、心身を癒し、神秘的な力を授け、超能力、心霊能力の開発に有効です。生命力を活性化する隕石パワーを発していますので、体毒をとり血行が良くなり気分もリラックスして、自律神経、ストレス解消に、また凶は吉に、吉は大吉に変える力を秘めています。財産、幸運、金運、健康、愛情、合格、良縁などを獲得されると言われてきた隕石の力は大宇宙からの恵み、大自然の力で、偉大なパワーを持っています。
最近、それが科学的にも証明されつつあります。
★隕石からは、人間の体に非常によいとされる、8~9ミクロンの遠赤外線の波長が出ています。
(大きな隕石を風呂に入れると体の芯から温まり肌もつるつるになり、悪いところが良くなります。)
★隕石を身につけると、リラックスすることが脳波からも分かります。
★隕石中の鉱物
90種類余りの鉱物のうち、*印の24種類は地球上で確認されていない鉱物
自然科学研究機構 国立天文台編 『理科年表』平成23年版
宇宙村 (朝10時~夜8時まで。年中無休)
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